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ベトナムの医療通訳兼看護師という仕事

私がベトナムの某日系クリニックで行っている看護師の仕事について書きたいと思います。

主な仕事は医師のサポート業務となっています。
それは、患者さんの診察や治療を行う際の補助業務を行ったり、病気や怪我の患者さんのケアを行うのが私の仕事です。
この看護師という仕事に、たまに訪れる外国人(日本人以外)の患者さんの担当を行います。私の務めるクリニックに訪れる日本人以外の患者さんは2割にも満たないですが、私以外医師を除けば英語が挨拶程度なので日本人以外の患者さんが来られたら受付でも何でもやっているのが実情です。同僚に看護師経験では私よりも先輩の方が居られるので非常に助かっています。

具体的な仕事は、血圧・体温・脈などの測定、注射、点滴、採血などの治療の補助も行っています。私の務めるクリニックは、あまり大きくない日系クリニックなので入院している患者さんはいません。(イメージとしては町医者のようなアットホームな環境の総合病院と言った感じでしょうか)そのため、総合病院であるような食事やお風呂などの患者さんの身の回りの世話をする事はありません。(入浴施設や入院施設はないですが、一時的に安静にして頂くベッドールームはあるのでベッドメーキングなどはあります。)

先述したように入院される患者さんがいないのと大きな病院ではないので手術の補助をする事はありませんが、大きくないながらも総合病院のようにあらゆる診療を行っているので意外にもやることが多く業務は大変です。

本当に勤務中は大変なのですが、ベトナムの日系クリニックとはいえど海外のクリニックなので、休みがしっかりとあることと、時間外に呼び出される事はほとんどありません。そのため、結構プライベートが充実しており、日本で働いている独身の友人には海外勤務をお勧めしています。

私がベトナムで医療通訳兼看護師として働いている理由

私は日本の某大学病院を退職した後、国境なき医師団で正看護師として働こうかと思っていた時期がありましたが、経験者の方の話を聞いて、単に海外で働きたいと考えている私にとっては荷が重すぎるように思えたため断念しました。
海外で働きたいという気持ちは変わらなかったので、好きな東南アジアで働けたらと思い、タイ・ベトナム・カンボジアの人材紹介会社へ登録しました。タイミングがよくなかったのか、すぐには仕事が見つかりませんでした。
日本にいてもすることがないので、英語を勉強しようと思いフィリピンへ語学留学に行きました。留学生活が2ヶ月目を迎えたある日、立て続けにベトナムとタイの別々の人材紹介会社から仕事の紹介メールが届きました。
内容を読むと、ベトナムは看護師、タイは医療通訳でした。
どちらも直ぐに返答したところ、直ぐに折り返しがあり一次面接はスカイプで行いました。

ベトナムは、日本の看護師の資格を持っており5年以上の経験があれば看護師として働く事が可能との事でした。業務内容は医師のサポートがメインとの事でした。(私が医療通訳士の資格を持っている事をアピールしたので医療通訳も兼業してほしいと言われました。)通常の給料は2500ドルスタートなのですが、医療通訳も兼業するという事で2700ドルと言われました。

タイは、外国人を看護師として雇用する場合はタイの看護師の国家資格(タイ語で受験)を保持していないと働けないようで英語がどんなに話せても日本でキャリアがあっても医療通訳としての採用となる事を告げられました。しかし、仕事の内容は医療通訳だけとは限らず、看護師や医師のサポートをする事があるとの事でした。それで給料は1800ドルからのスタート。

結局、給料だけでなく待遇面もよかったのでベトナムで働く事を決めました。

最後に医療通訳や看護師の仕事を紹介してくれた人材紹介会社は下記の2つでした。
日本ですと看護師不足と言われますが、海外だと規模が決まっている分、外国人(日本人を含む)の看護師の求人需要は多くはないようなのでタイミング次第なのは否めないと思いますが、リンクを貼っておきます。

ベトナムで看護師の仕事を紹介してくれた人材紹介会社:キャリアリンクベトナム
タイの人材紹介会社が医療通訳を紹介してくれました:A-Link Recruitment

ここに訪問してくれる人は海外やタイ・ベトナムの看護師や医療通訳を探している人たちばかりだと思うので、ぜひ登録の参考になればと思います。

国際的キャリアか、国内キャリアか

看護職のキャリアの醍醐味といえば、世界中で働けるということでしょう。 一部の看護師は、専門分野を発展させるために、国際的なキャリアを積みます。世界中を周ることで、多様な職場環境を楽しむこともできます。このような看護師の旅は、国内でも可能ですが、 冒険心と無制限の可能性に価値を見出し、国際的な職場に挑戦する看護師が増加しています。国際的にキャリアを積もうとしている看護師が、考慮すべき重要な事項があります。

旅行看護の一般的な概要

旅行看護師は、一般的に、全国の保健医療環境における、短期雇用の空白を埋めるために契約される登録看護師を指します。休暇中のフルタイムの看護師のため、スタッフの不足を緩和するのを手助けします。その期間は、3〜4ヶ月から1年、それ以上になる場合もあります。

一部の看護師は、緊急時に対応できるように訓練され、緊急時には、赤十字やその他の慈善団体で働くこともあります。緊急診療所のセットアップを手助けするので、患者と直接向き合うことも含まれる可能性もあります。多くの赤十字労働者はボランティアですが、賃金労働者もいます。登録された看護師は、必要に応じて全国を旅行します。

旅行看護師になるためには、少なくとも、準学士号または看護学位を取得する必要があります。学士または修士号を持っている人は、通常、よりよいポジションに就くことができます。任意の学位を修了した後、NCLEX-RN看護資格認定試験に合格する必要があります。看護免許は、個々の州によって割り当てられるため、看護師はその州でのみ働くことができます。そして、看護ライセンスと継続教育資格情報が最新の状態であることを条件に、州の線を越えて作業することができます。

国内旅行看護師

旅行看護師を含む登録看護師の必要性は、労働統計局(BLS)によると、2014年から2024年にかけて16%増加すると予想されています。医療業界の多くの分野では、技術革新、健康管理の変化、ベビーブーマーの高齢化などがあります。

登録看護師の給与は、教育水準、経験年数、地域、医療環境などがあります。求職者は、給与と雇用について、独自の調査を行うことが奨励されています。

最も魅力的な都市でトップレベルの資格を得るために、様々な臨床現場で質の高い経験を、1〜3年、またはそれ以上のエリート・ポジションを必要とします。つまり、旅行看護師になるためには、長期的なキャリアプランが必要です。

旅行看護師の責任と職場環境は、専門分野によって大きく異なります。 期間は、2ヶ月から1年の間で、平均期間は、現在、12〜14週間です。 旅行看護師には、通常、住宅パッケージが用意されています。 その詳細は、それぞれに異なるので、契約を受諾する前に、注意深く詳細を確認することが重要です。

多くの旅行看護師は、1つの場所で毎日のプロフェッショナル・アサインメントから報酬を得ています。 正しいトレーニングと経験を得ることを除けば、旅行看護師として成功するためには、必要とされるソフトスキルがあることも重要です。 最良の旅行看護師とは、常に変化に適応し、急速に変化する環境であっても、穏やかでポジティブな状態を保ち、新しい人と働いても、素早く効果的なチームワークを確立することができる人材だと考えられています。

国際看護士

場所によって、追加の予防接種、訓練、文書が必要な場合があります。 パスポートに加えて、就労ビザは、採用する組織が担当することが一般的です。国際看護師協議会(International Council of Nurses)は、様々なプログラムのを提供しています。その内容には、専門技術を活用したり、新しいスキルを養う機会があったり、他にも、女性の健康や特定のワクチン接種、病気に対する教育を促進する能力など、特定の医療問題に携わる機会もあります。

一般的に、すべての書類の処理には、6〜8ヶ月かかることがあります。 賃金形態は、場所によって大きく異なる可能性もあります。契約に同意する前に、具体的な内容を、書面で確認することが重要です。看護師は、組織から援助を受けたり、練習を希望する国のライセンシング・ボードに連絡することもできます。 免許、予防接種、など、ビザの書類に加えて、言語を話すことや地元の服装制限に従うなどの様々な条件があります。

旅行看護師は、国際的な仕事をしながら、課題に向き合い、必要な情報を常に把握する必要があります。外国人留学生の立ち位置や文化的なニュアンスを理解することに加えて、法律を遵守する必要があることに留意することも重要です。国際的な場所では、旅行看護師は、高いレベルの専門的成熟度を示し、時には外国旅行に伴う孤立感に対処するための強いメンタリティが必要になります。

多くの人道組織が、海外の医療を支援する一方で、大規模な組織の存在も、国際看護の意識と機会を高めるために重要です。世界保健機関(WHO)は、看護師が最も必要とされる、特定の看護情報および医療動向に関連する資料を提供しています。

国際看護は、患者と直接仕事をすることに加え、グローバルヘルスケアの改善という長期目標に取り組む、他の専門家と繋がる機会が多くあります。ストレスが多い環境下でも、最大限の能力を発揮するメンタリティは、国際的な旅行看護師としてのキャリアを維持するために欠かせないポイントになります。

その他の考慮事項

旅行看護師として働くことは、やりがいのある、楽しい選択肢だと思います。しかし、このキャリアの選択には、予期しない変化、頻繁な夜間および週末の時間の割り当て、長年の友人および家族の会社からの離脱に関連する孤独など、いくつかの考慮事項が常に含まれています。同時に、旅行看護師として働くことは、有能な看護師を必要とする施設や地域社会を支援するチャンスでもあります。個人にとっても、新しい地理的環境にチャレンジする価値のある経験になります。そして、様々な環境で、充実した看護経験を身に付けることができます。そのためには、 適切な戦略計画とキャリアの指導を受けることが重要です。

ベトナムにおけるインターナショナルインターンシップ

配置場所:ハノイ
役割:病院内の様々な部門のスタッフと一緒に作業をする
必要条件:最低限1年間の医学関連の研究の完了
プレースメントのタイプ:病院
宿泊施設:ホストファミリーまたはアパート
配置期間:2週間〜
開始日:フレキシブル

Projects Abroadでは、ベトナムにおける、看護インターンシップを提供しています。看護師が、職務経験を得て、医学知識を広げることを目的にしています。このプロジェクトのインターンでは、ベトナム ハノイの都市病院で働く予定担っています。 ベトナムでどのように患者の支援が行われているか、直接的に把握することができます。

ベトナムにおける看護インターンシップを提供する(外部リンク):Projects Abroad

看護インターンは、小児科、整形外科、泌尿器科など、様々な部門から選択することができます。これらの部署は、設備が整っていて、カナダの病院の標準に近い環境が整備されています。

ベトナムの看護師として活躍する外国人インターン

インターンは、手術のために器具を準備し、手術室に患者を移し、手術後に患者を観察し、ケアすることが求められています。そして、少なくとも1年間の医学関連の研究を修了していなければなりません。現地の病院で、仲間の看護師と良好な関係を築くことで、インターンシップを最大限に活用することができると考えています。 地元のスタッフも一緒に英語を練習することを熱望しているので、英語のレッスンを行うことも、地元のスタッフにとっては、とても有意義な時間になります。

勤務時間は、月曜日から金曜日の午前8時から午後4時30分まで。他のProject Abroadボランティアと共同で宿泊します。自由な時間に、ハノイを探索し、他のボランティアと一緒に周辺を散策することもできます。

ベトナムでは、様々な職業療法もあります。 作業療法を行う人材を必要としている、ハノイの子供病院で働くこともできます。 また、フレンドシップビレッジで働いて、ベトナム戦争が原因で、障害のある子どもや大人をケアすることもできます。

国際看護職に就く方法

看護師として海外で働くためには、徹底的な準備が必要です。もちろん、モチベーションも重要です。

なぜ海外で働きたいのか、その理由を見直すことで、自分の目的に合った看護職を見つけることができます。海外で看護業務を遂行する際に留意すべき事項を下記にまとめました。

1. 看護経験

以前のキャリア経験に基づいて、仕事を提供される可能性が最も高くなります。その後で、別のタイプの看護職に就き、看護技術と知識を広げることもできます。
米国で働いた後、サウジアラビアで働いている、カナダ人看護師 Maria Eisさんの場合、リヤド病院の腎臓移植ユニットに参加するために雇われました。彼女は、自宅でサウジアラビア王室の看護ケアを提供し、私立看護師として生計を立てています。

2. 言語に対する知識

コミュニケーションは、医療の提供において重要な役割を果たします。患者を効果的にケアし、安全に治療を行うためには、働く国の言語の基礎知識を身に付けるべきです。

英語のネイティブスピーカーとして、アメリカの看護師は、英語が主要言語である国で就職することが多いのが現状です。主要言語でなくても、医療機関が公用語として、英語を使用する地域もあります。中東の一部の病院では、スタッフは英語を話していて、すべての書類は英語で記入されています。

言語に関する基本的な知識は、英語を話さない患者や地元のスタッフとのコミュニケーションに役立ちます。病院が提供する、言語の授業や翻訳者を頼むこともできますが、最低限の会話と一般的な医学用語は学んでおきましょう。英語であっても、その国によって、単語が示す内容が違う場合があります。同じ単語でも、意味が違う場合もあるので、十分に気をつけて学んでください。

3. ヘルスケアリクルーターを活用する

一般的に、医療従事者を専門とする人材紹介会社は、雇用主のために医療従事者を募集することを専門としています。看護ジャーナルの広告やインターネット上で仲介業者を見つけることができます。このような業者を活用することで、海外への移動に備えて、銀行、住宅、その他の関連する問題に関するアドバイスを受けることができます。

就職先の国から看護登録に関する必要書類を入手したら、潜在的な雇用者に直接アプローチすることもできます。開発途上国で雇用を見つける場合など、特定の状況下では、仲介業者は重要な役割を果たしますが、ヘルスケアリクルーターといった医療従事者を専門とする人材紹介会社はいません。そのため、通常の人材紹介会社を利用することが良いでしょう。中でも東南アジア地域(ベトナム・カンボジアなど)であればキャリアリンクなどがあります。しかし、大都市圏外の小規模な場所にある多くの医療施設は、仲介業者のサービスを利用している施設が少ない場合もあります。

4. 登録

適切な就労ビザが必要です。ほとんどの場合、雇用先が、看護師のためにビザを取得してくれます。ビザ発給は、国によって、数ヶ月かかることもあるので、余裕をもって準備しましょう。

看護師が登録しなければならないライセンス機関のある国では、その国の看護師として働くために何が必要なのか、国の登録機関に連絡する必要があります。例えば、イギリスで働く場合、海外の看護師は、イギリスの看護免許(下記参照)を、看護助産師審議会(NMC)に申請しなければなりません。そのプロセスは、数週間から数ヶ月かかる場合があります。看護師の登録システムがまだ確立されていない国では、自国の看護免許証の証明書を提出する必要があります。免許を取得している州の行動規範は、海外で働いている間でも、引き続き従わなければなりません。

看護師として海外で働きたいと思うのであれば、すぐに行動することをオススメします。国際的なキャリアとして、看護師の経験を積むことは、あなたの人生に冒険味溢れる価値をもたらしてくれると思います。

看護職の留学 〜国際的な看護師の需要〜

ベトナム人の友人を通じて、ハノイ出身のクィンさんにインタビューすることが出来たのでシェアします。

ーどうして国際看護師を目指そうと思ったのですか?
私は、大学で国際的なキャリアを持つことを夢見ていました。私の兄弟が、海外で英語を教えることに挑戦する姿を見て、数年後、私は、看護師として同じ道を歩むことに決めました。

ーアメリカを選んだ理由は何ですか?
私のように、アメリカの教育を受けた、看護師が持っているスキルと知識は、国際的に高く評価されています。なので、看護師という職業は、海外で働ける、幅広い可能性を秘めていると考えています。先進国から発展途上国まで、世界中のあらゆる場所に、その活躍の場は広がっています。世界保健機関(WHO)によると、「看護師は、世界中の国で、保健医療従事者は、全体の50%以上を占めていて、開発途上国の国では、80%以上を占めていると報告されています。しかし、何百万人もの医療従事者が不足していて、その需要は、次世代で倍増すると予想されています。海外で訓練を受けた看護師が、世界中の医療現場に必要とされていることが分かります。

ー最後にコメントをお願いします。
国際的な看護師不足と看護サービスの需要が高まっています。看護師協会 シグマ・シータ・タウ・インターナショナルは、世界の国々が、看護師の不足に直面していると報告しています。北米からアフリカ、ヨーロッパに至るまで、看護師の数が減っているのです。このような状況に対して、世界中の医療機関が、ウェブサイトだけでなく、様々な出版物に魅力的な広告を掲載して、必死に看護士を募集しています。人材を確保するために、環境改善や給与体系、多様な変化が起こっています。
看護師の環境や給与が最も優遇されているのは、サウジアラビアやアラブ首長国連邦などのアラブ諸国が多い傾向があります。給料より、手当面などの給付が働く上で重要になる場合もあると思います。多数のイギリスの病院が提供する、7週間の休暇は、看護師にとって、メリットがある給付だといえるでしょう。